中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

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2026/06/24

跡地は地雷原

跡地は地雷原

鳥取市内の国道9号沿いにガソリンスタンドが並ぶ。同時に廃業して朽ち果てたスタンドが気高町だけで2店舗ある。ピーク時の1994年に約100店舗あったものが、現在は半減している。なぜ更地にして再利用しないのか。簡単な話ではない。

廃業後の「後始末」が困難なのは、地下タンクと土壌汚染対応に莫大な費用と手間がかかるからだ。これは単なる店舗閉鎖ではない。危険物施設の“原状回復工事”という重い義務が発生する。

跡地再利用の最大ハードルは、地下タンク撤去と土壌汚染対策だ。長年の営業で地下タンクから油が漏れ、土壌が汚染されているリスクがある。法令に基づきタンク撤去や汚染土壌の入替が必要になると、数百万円から数千万円かかる。

だから放置され、朽ち果てる。空き家対策と同時に、特殊解体が必要な施設対策が急務だ。

クルマ社会の鳥取市も人口減少とEV化でガソリン車が減れば、ガソリンスタンド廃業がさらに進み、あちこちに危険物施設が点在することが予測される。

アスベストと同様に、今こそ撤去に行政支援が必要だ。地雷撤去は鳥取市の“安全投資”だ。補助金と調査支援で“負の遺産”を“再生用地”に変えなければ手遅れになる。