中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

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2026/07/27

「カエル跳び」で地方創生

「カエル跳び」で地方創生

インドネシアのGDPは2030年代に日本に迫ると予測されている。同国は先進国が半世紀かけた発展を、わずか十数年で達成した。

その原動力は、固定電話の普及を飛び越え、国民全員がいきなりスマートフォンを持つ「モバイルファースト社会」への移行だった。携帯電話は通話機能を超え、銀行・店舗・役所の窓口そのものになった。

このように発展途上国が先進国の段階的な成長を一足飛びで追い抜く現象を、英語でカエルの跳躍に例えた「リープフロッグ現象」と呼ぶ。

鳥取市のように、深刻な過疎と人手不足に直面する地域は既存のシステムを「守る」ためのコストや労働力自体が限界を迎えているからこそ「カエル跳び」の可能性がある。

過去の成功体験や古い慣習への固執を捨て去り、移動はAIオンデマンドバス、医療はオンライン診療、行政はスマホで完結の分野に最先端のAIやデジタル技術をためらいなく一気に社会実装できるはずだ。

鳥取市の地方創生は「失われたものを取り戻す」戦いではない。これまでの仕組みが機能しなくなったからこそ、最新技術を土台から丸ごと導入できる。「成熟経済型リープフロッグ」で新たな都市モデルを世界に示す戦いである。