中村ゆきとが毎日1本のペースで綴る、
鳥取市政・地域テーマの短編コラム。
2026/07/01
高齢者の多くは、健康不安から「転ばぬ先の杖」として、サプリメントや健康食品を頼り始める。しかし、これらは医薬品ではなく、厚生労働省の審査もないただの「食品」だ。以前、痩せる健康食品会社の青年社長に裏話…
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2026/07/02
観光庁の宿泊旅行統計調査で、鳥取県は外国人延べ宿泊者数の伸び率全国1位を記録した。牽引役は韓国と台湾からの観光客である。最大の要因は、ソウル、台北、香港への直行便が就航した米子鬼太郎空港の国際線強化だ…
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2026/07/03
近年、全国的に地震が頻発し、異常気象による台風の早期発生など、自然災害のリスクは数年前と比べ確実に高まっています。今後 30 年以内の発生が懸念される南海トラフ巨大地震や首都直下地震への備えは、日本全…
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2026/07/04
昨日は2カ月ぶりの東京だった。朝イチの飛行機で移動し、午後は半蔵門のスタジオでラジオ番組『松井太郎の週1副社長』8月放送分の収録をした。ゲストは経済ジャーナリストの財部誠一さん。7月31日発売の新刊『…
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2026/07/05
かつて映画などで「受刑者は番号で呼ばれる」というイメージがあったが、現在の日本の刑務所では、基本的に名字に「さん」を付けて呼ぶ運用に変わっている。一方で、私たちが暮らす社会はどうだろうか。鳥取市に移住…
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2026/07/06
「復興特別税」は2011年の東日本大震災の復興財源として創設された。だが、「復興した」といつ言えるのか。行政と被災者のゴールは違う。行政はインフラ復旧だ。一方で住民が求めるのは、物理的修復の先にある日…
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2026/07/07
引越し先で最初に従う地域のルールが、家庭ゴミの分別と収集日だ。移住者が地域と関わる最初の一歩だ。ゴミ分別の細かさは、実はその街にある焼却炉の性能や限界で決まっている。例えば鳥取市は2007年からゴミ袋…
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2026/07/08
人口減少と若者の流出に悩む多くの地方都市は、若者のスタートアップ支援に力を入れています。起業は、朝顔の栽培によく似ています。優れた技術やアイデアというビジネスの種を植え、融資などの水を与えると、やがて…
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2026/07/09
年明けに坂東眞理子総長の大学を訪ね「入試シーズンですね」と振ると、「もう終盤です」との返事に驚いた。文科省の調査では、私立大の推薦・総合型を合わせた「年内入試」の入学者が6割を超え、一般選抜を大きく上…
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2026/07/10
東京での仕事を整理して帰省した際、無職の私に「教員の職ならある」と声がかかった。教員免許がないと答えると、意外な事実を告げられた。鳥取市では免許がなくても「学校支援員」として、授業準備や学習サポート、…
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2026/07/11
昭和40年頃、小学校の理科室にあったマツカサウオなど数点の珍しい剥製。ある日、その寄贈者がすべて同一人物であることに気づいた。町議会議員だった祖父に尋ねると、「頼まれて海岸線の見守りをしている地元の方…
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2026/07/12
言葉には、苦い記憶を呼び起こすものがある。私にとってそれは「アンケート」だ。書籍編集者だった頃、本文の主張を裏付けるために「巻末にアンケート結果を入れましょうか」と、著者の田原総一朗先生に提案した。2…
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2026/07/13
人は自分の経験や固定観念で、本質を見誤りやすい。私にも苦い経験が2つある。1つ目は「赤ペン先生」の紹介だ。通信教育会社から作文添削の募集相談を受けた時、良かれと思い新聞記者や編集者の経験者を挙げた。し…
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2026/07/14
自治体が最も力を入れている自主財源対策が「ふるさと納税」だ。個人にとっては2000円で返礼品がもらえるお得な制度だが、一方で首都圏など住民税の流出に悩む自治体もある。さらに返礼品競争が過熱し、本来の「…
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2026/07/15
私が拝命している鳥取県文化芸術事業評価委員会の永遠のテーマは「いかに入場者を増やすか」である。公共イベントの集客を難しくしているのは、告知不足より深刻な心理的な2つの壁だ。1つは現代人の「情報遮断」で…
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2026/07/16
昨日、髪が伸びたので2か月ぶりに床屋さんへ行った。数年前までは奥さんと2人で切り盛りしていたが、奥さんが亡くなってからは高齢の店主が1人で営んでいる。鳥取に転居した際、地元の友人から「腕は確かだ」と太…
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2026/07/17
PHP研究所で新人の頃、「出版社のPHPです」と電話していると、「うちは出版社ではない、トータルシンクタンクだ」と上司に注意された。企業が自社内にシンクタンクを持つのは、最適な情報を迅速に集め、未来の…
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2026/07/18
鳥取市には「まちなか」を冠した施設や事業が驚くほど多い。市役所の「まちなか未来創造課」、中心市街地活性化協議会の「鳥取市まちなか情報」、ビジネス拠点「鳥取市まちなかビジネス共創スクエア『カトカミ』」、…
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2026/07/19
一年前、顧問先の課長が台北支店長に赴任した。任期は3〜5年。歴代の赴任者が現地と人間関係を築いた頃に帰国する悪循環のせいか、支店の業績は伸び悩んでいた。私は「このままではもったいない」と、社長に一週間…
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2026/07/20
梨300個クマ食害福部の果樹園、付近には学校(日本海新聞 7/18)恐れていたことが現実になった。不安を抱くのは、市民も観光客も同じだ。鳥取砂丘のすぐ近く、福部町には梨園が連なる「ふくべ梨狩り街道」が…
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2026/07/21
編集者と本の関係は、教師と教え子の関係に似ている。教え子が大人になって自立し、活躍する姿を風の便りやメディアで知る喜びはひとしおだ。昨日、「日本海新聞」(7/20)の読者投稿欄に『道をひらく』の文字が…
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2026/07/22
気高中学校の運動会で全校生徒と「貝殻節」を踊った記憶は、今も私の心に鮮明だ。かつて浜村海岸沖で大発生したホタテ貝の仲間の「イタヤガイ」の過酷なジョレン網漁において、漁師たちが辛さを紛らわせるための労働…
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2026/07/23
40年ぶりに鳥取市へ転居し、県庁周辺の変貌に驚いた。鳥大附属小中学校跡には武家門を残し、図書館と文化会館が建った。市役所は駅南へ移転し、跡地は防災公園へと姿を変えた。高校時代、駅から久松山下まで通った…
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2026/07/24
「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺がある。私はこの諺こそ、地方創生のキーワードだと思う。最近、地方都市の在り方について「エコシステム」という横文字をよく目にする。何ということはない。「風桶」のシステム…
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2026/07/25
全国の空き家問題の主因は、人口減少・少子高齢化、相続手続きの複雑化、税制などとされる。鳥取市にも共通点はあるが、本市特有の理由も大きい。それは「解体して建て替えるより、新築分譲を買う方が安い」という現…
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2026/07/26
鳥取市の市長選・市議選で、候補者の公約上位に必ず「子育て支援」が入る。なぜか。理由は「共働き」が当たり前になったからだ。鳥取市の共働き率は68.5%(「国政調査」)で、全国平均を約10ポイント上回る。…
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2026/07/27
インドネシアのGDPは2030年代に日本に迫ると予測されている。同国は先進国が半世紀かけた発展を、わずか十数年で達成した。その原動力は、固定電話の普及を飛び越え、国民全員がいきなりスマートフォンを持つ…
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2026/07/28
先日、鳥取県文化芸術事業評価委員会の会合があった。今年、私が評価を担当する分野は、なんとミュージカル。最も縁遠い芸術である。8月下旬の鳥取県ミュージカル連盟合同公演に向けて、ここからは学び直すしかない…
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2026/07/29
「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか」。飛行機や新幹線などで耳にするドクターコールだが、私の暮らすマンションには、まさにそんな頼もしい専門家たちが入居していた。29世帯の分譲マンションに入居し…
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2026/07/30
新人の頃、お得意先の書店の近所で火事があり、上司から「一升瓶を2本持ってお見舞いに行きなさい」と指示された。当時は日本酒とお見舞いが結びつかなかったが、江戸時代には消火や片付けを手伝ってくれた人々に、…
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2026/07/31
中小出版社で働く編集者にとって、大手でしか書かないベストセラー作家へのアプローチは至難の業だ。連絡先すら分からず、執筆依頼を出しても99%断られる。当時の私は、営業から出版部へ異動したばかりの遅咲きの…
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