2026/08/24
求む「補佐役」
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』もいよいよ後半戦だ。堺屋太一著『豊臣秀長 ある補佐役の生涯』は40年前に出版され、副題の「補佐役」が、当時のビジネスマンに深く刺さりベストセラーとなった。
日本が世界第2位の経済大国として自信に満ちたバブル期。「24時間戦えますか」の熱気と泥臭さの裏で、多くの人が独断専行するワンマン社長を目の当たりにした。だからこそトップの暴走を止め、組織を整える「補佐役」の必要性を痛感したのだ。
補佐役とは、主役を勝たせる名脇役である。リーダーの熱量を現実に変え、法と現場をつなぎ、多様な人を束ねる。人は一人では大きな事を成せない。リーダーと補佐役の両輪で組織は安定し、発展する。
松下電器の松下幸之助には高橋荒太郎、ソニーの盛田昭夫には井深大、トヨタの豊田喜一郎には石田退三、ホンダの本田宗一郎には藤沢武夫がいた。天下を狙う者にとって補佐役は不可欠だった。
40年経ち、時代はデジタル化とコンプライアンス、SNSの炎上リスクの時代になった。だからこそ補佐役はより重要だ。
世の中を動かすためには政治も企業も優れた補佐役を持たねば難しい。
鳥取市のために求む秀長!
