中村ゆきとが毎日1本のペースで綴る、
鳥取市政・地域テーマの短編コラム。
2026/08/01
「企画実行力」という言葉がビジネス書で多用されるようになったのは、バブル崩壊後である。理由は一言でいえば、「考えるだけの人」と「動くだけの人」が増えすぎたからだ。 バブル期は、営業が案件を取…
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2026/08/02
県内各地で夏祭りやイベントが一斉に始まった。私も昨夜は地元の「貝がら節祭り」に参加した。保育園児の踊りから始まり、中学生、企業、団体、そして各まちの踊り連が続く。通行止めにした道路は人で埋め尽くされ…
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2026/08/03
地元の友人から誘われ、同級生と「麒麟のまち和太鼓の祭典」へ足を運んだ。プロの「神鳴」と市内14チームが、3時間にわたり熱演を繰り広げるイベントだ。 正直、最初は和太鼓に関心が薄かった。だが、その認識…
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2026/08/04
40年ぶりに戻った地元で、農家の同級生に「田植えを手伝わせてくれ」と頼んだが、即答で断られた。「今どき手植えなんてないよ」と笑われた。実家は兼業農家だったが、私は一度も田んぼに入ったことがない。私の…
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2026/08/05
公職選挙法では、告示前の選挙運動は「事前運動」として禁止されています。そのため、駅前でタスキを掛け、のぼりを立てて頭を下げる人を見て「違法では?」と感じる方もいるでしょう。 直近の鳥取市議選は11月…
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2026/08/06
日本のコンビニの生みの親、鈴木敏文氏が2026年5月に逝去した。彼の遺したコンビニは今や地方を支える「社会インフラ」だ。 鳥取市内のコンビニの数は約92〜96店舗 ある。人口減少下での役割は、①買い…
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2026/08/07
PHP研究所の「心の電話相談室」は1987年に始まった。現在は「PHP友の会」の活動として、ボランティアの相談員が電話を受けている。 私が月刊誌『PHP』編集部にいた頃、金曜の終業間際に必ず電話が鳴…
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2026/08/08
かつて私は大手生命保険会社に勤務する友人に「直営のトレーニングセンター経営」を提案したことがある。 加入者の健康増進による保険金支払い抑制と企業業績の向上は、本来ウインウインの関係だからだ。この視点…
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2026/08/09
「文通」はもう死語に近い。私も人生で二人の女性と手紙を交わした。 一人目は中学時代、スポーツ少年団で知り合った県内の同級生。二人目は大学3年の時、語学研修で行った台北で出会った地元の女子…
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2026/08/10
NHKの「ファミリーヒストリー」を見るたび、自分のルーツも辿ってほしいと思う。人は皆、どこから来たのかを知りたいのだ。 お墓は、その答えを持つ「記憶の住所」である。たとえ戸籍が失われても、墓石と寺の…
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2026/08/11
社用車に同乗していたとき、緊張していた私に、窓の外を見ながら社長が尋ねた。「君は、あのティッシュを受け取ったことはあるかね」視線の先は、ティッシュ配りの人だった。「もらったことがありません」と答えると…
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2026/08/12
同じ谷に位置し、日本海側にある人口約1万人の私が住む気高町。それに対して、鹿野町は人口約4千人の山あいの城下町だ。2倍以上の人口差があるにもかかわらず、なぜ「鹿野は元気がある」と言われるのか。その答え…
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2026/08/13
寿司屋の大将が握る手を止めて言う。「近海のサバが獲れなくなった」。海水温の上昇で、魚は減り、味も変わった。農作物の地図も塗り替えられている。熊本と栃木。「フルーツ大国」と呼ばれる両県の平均気温は、過去…
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2026/08/14
お盆で県外の友人が帰省し、2日続けて市内で食事をした。帰りはJRの22時48分の終電だった。半年前まで私は首都圏で暮らしていた。自宅から会社までドアトゥドア約40分。電車は数分おきに来る。乗り遅れても…
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2026/08/15
地域活性化のキーワード「よそ者・若者・馬鹿者」。変革の起爆剤としてよく聞く言葉だ。しかし地域によっては、この3者が受け入れられにくい。鳥取市周辺には古くから「因幡の気質」と呼ばれる非常に真面目で誠実、…
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2026/08/16
今年10月17日・18日、倉吉市で「ぼうさいこくたい2026 in 鳥取」が開催される。防災推進国民大会の通称「防災国体」だ。バケツリレーや火消し競争の全国大会ではない。大会の目的は、国民一人ひとりが…
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2026/08/17
食品の値上げが続く。すぐ客が離れるわけではないが、買い方は確実に変わる。買う場所、買うもの、買う量が変わる。スーパーからドラッグストアへ。ブランドからプライベートブランドへ。毎日買いから週1回のまとめ…
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2026/08/18
30代の頃、雑誌編集者として二人の写真家と仕事をした。グラビア企画「昭和の主役」の渡部雄吉先生と、「平成万葉の旅」の山城寿美雄先生。個性的で、毎月の取材が楽しみだった。渡部先生は小柄で、駅弁を二つ買い…
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2026/08/19
地名はその土地の歴史を語る。東京の池袋、沼袋のように「袋」がつく地名は、かつて湿地で地盤が弱かった。逆に常盤、常盤台の「盤」は地盤が固く、高級住宅地が多い。その土地の価値を証明するもののひとつが地ビー…
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2026/08/20
鳥取県岩美町のJR岩美駅近くの喫茶店。壁に貼られたイラストは、人気アニメ『Free!』。「岩鳶駅」は岩美駅だ。主人公の通学や大会出発の舞台として描かれ、日本のアニメが世界で注目される中、海外からもファ…
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2026/08/21
鳥取市内の外国人住民数は1985人(2025年12月末時点)だ。首都圏と鳥取県とでは、外国人対策の緊迫感が全く異なる。先日、市内の電機会社の社長から話を伺い、それを痛感した。首都圏では政府の「秩序ある…
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2026/08/23
市役所の職員の方と名刺交換する機会が増えた。役職に「兼」の文字がある人が多い。一つの組織や関連業務を掛け持ちしているためだ。私も編集長就任と同時に、インターネット開発室室長を兼務した。二つの責任を負う…
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2026/08/24
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』もいよいよ後半戦だ。堺屋太一著『豊臣秀長 ある補佐役の生涯』は40年前に出版され、副題の「補佐役」が、当時のビジネスマンに深く刺さりベストセラーとなった。日本が世界第2位…
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2026/08/25
鳥取市に移住してから、ポケットが重くなった。都内ではキャッシュレスが当たり前で、買い物はすべてタッチ決済だった。だから小銭自体をほとんど受け取ることがなかった。ところが、鳥取の安売りスーパーでは独自の…
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2026/08/26
昨日、奈良県出身の鳥取大学准教授と県内の教育問題について話をした。数年後、県立鳥取西高と鳥取東高が一つになり「県立鳥取高等学校」になる気がした。奈良県は2000年代、少子化と定員割れ、教育の質の維持、…
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2026/08/26
昔は「一昔前=30年」と言われた。だが令和のスピード感では「一昔前=10年」に縮んだ。人口減、AI導入、キャッシュレス化、働き方改革と、社会が日進月歩で変わる。昭和の10年で起きたことが、令和では数年…
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2026/08/27
歳を重ね第一線を退くと、同窓会の誘いに心が迷う。学生時代に特別親しい友人もおらず、今さら会いたい相手もいない。「みんな立派になっているだろう」と思うと、どこか気後れしてしまう。かつて編集者時代に「友情…
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2026/08/28
軍事の世界にも平和の世界にも「データと技術の交換」がある。イギリスとウクライナは軍事用AIの共同開発で、「戦場データ」と「兵器情報」を共有している。また、ロシアと北朝鮮も「戦場データ・兵器」と「機密技…
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2026/08/29
定年後、鳥取市で高齢者が「余裕を持って暮らす」には、月いくら必要か。答えは人それぞれだが、貯蓄に加えて「年金に月10万円を足すこと」が鍵だと考える。たまたま昨日見たNHKの番組だった。鳥取県智頭町の地…
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2026/08/30
「御用聞き」とは、顧客の自宅を定期的に訪ねて注文を聞く営業スタイルだ。アニメ『サザエさん』の三河屋の「三郎さん」を思い浮かべれば分かりやすい。現代では本来の注文取りに加え、高齢者向けの生活支援サービス…
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2026/08/31
飲食店で洋式トイレ、掘りごたつ、小上がりがあるとホッとする。うさぎ跳びも正座もまだできるが、長時間は厳しい。足腰が弱い友人と行く時は、必ず店に配慮を頼む。腰を下ろす場所が、店の味と同じくらい重要になっ…
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