2026/06/13
スイカ泥棒
スイカのシーズン真っ只中。子供の頃、玄関にはもらい物のスイカがゴロゴロ転がっていた。国道9号線沿いには屋根だけの直売所がずらりと連なっていたものだ。
そんな身近だったスイカも、最近は高級品になった。特に鳥取県が誇る「大栄スイカ」は、今や高級料亭でも大人気だ。
実は鳥取県は、全国のスイカ生産量ベスト3に入っていない。しかし1玉あたりの値段は群を抜いている。全国平均が2500円〜3500円なのに対し、大栄スイカは4200円〜7000円にも上がる。
ただ、この高付加価値化の裏で、ひとつ心配なことがある。海外への流出問題だ。
幸い、スイカの登録品種が海外へ大規模に流出・無断栽培された明確な実例は、現時点で確認されていない。しかし「海外での無断販売」や「模倣」のリスクは常に隣り合わせだ。
他県のシャインマスカットのような苦い教訓を繰り返さないために。今後は「法的保護」「物理的な防犯」「模倣品対策」を複合的に進め、自治体・JA・生産者が一体となり、大切な財産を守る必要がある。備えあれば憂いなしだ。
