中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

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2026/07/09

探究学習と中高一貫校

探究学習と中高一貫校

年明けに坂東眞理子総長の大学を訪ね「入試シーズンですね」と振ると、「もう終盤です」との返事に驚いた。

文科省の調査では、私立大の推薦・総合型を合わせた「年内入試」の入学者が6割を超え、一般選抜を大きく上回る。

背景には、入試の「記述・多面的評価」へのシフトと「探究学習」の重視がある。暗記型から、自ら問いを立てて課題解決に挑む、正解のない時代を生きる力の育成への転換だ。

探究のテーマには、「シャッター通り商店街の再生」など市議会議員顔負けの課題に取り組む例もある。

ここで脚光を浴びるのが「中高一貫校」だ。高校受験がなく、6年間のカリキュラムを生かして深い探究活動を展開できる。

高2時点で厚いポートフォリオを構築できるため、総合型選抜で圧倒的に有利となる。

2027年4月に開校する鳥取城北中学校も、不確実性やAI社会に対応し、自律心や新しい価値を創造する力を育む教育方針を掲げる。

同校の誕生で市内の中高一貫校は2校体制になる。探究が「社会で生きる力」を育てる学びへと舵を切るなか、県立高校にはさらなる受難の時代が到来するに違いない。