2026/08/16
防災国体
今年10月17日・18日、倉吉市で「ぼうさいこくたい2026 in 鳥取」が開催される。防災推進国民大会の通称「防災国体」だ。バケツリレーや火消し競争の全国大会ではない。
大会の目的は、国民一人ひとりが集い、地域や世代を超えて防災意識を高め、社会全体の防災力を上げることにある。
その核となる「防災庁」はどうなったのか。2016年の熊本地震直後から、各省庁をまたぐ災害対応と事前防災を一元化する司令塔として「防災省」を求める声があがった。2024年に石破氏が首相に就任した際、目玉政策として「防災庁」の設置を打ち出した。今年で構想からすでに10年である。
地震も台風も毎年起きる。国民の「生命」と「財産」を守ることが国家の基本のはず。喫緊の課題がようやく動き出した。
防災国体を日本一人口の少ない鳥取県で開く意味は大きい。過疎地域、一人暮らしの高齢者、障がい者の災害時対応を全国に提示してほしい。
その前に県は、「整備士不足」でドクターヘリが飛べない日がある現実も直視すべきだ。
国体があると道が整備され、施設ができたように、この大会が鳥取県のあるべき防災体制を築く転機になることを願う。
