2026/08/29
毎月10万円の収入
定年後、鳥取市で高齢者が「余裕を持って暮らす」には、月いくら必要か。答えは人それぞれだが、貯蓄に加えて「年金に月10万円を足すこと」が鍵だと考える。
たまたま昨日見たNHKの番組だった。鳥取県智頭町の地域共助型乗合タクシー「のりりん」で働く、70歳のドライバーが紹介されていた。
「月の売り上げは約10万円。人の役に立てて、生活にも余裕ができた」と彼は笑顔で答えた。市役所を定年後、自家用車にステッカーを貼り、町民の買い物や通院を送迎する。町に認定されたドライバーは十数人。体調や都合に合わせて無理なく働ける仕組みだ。
定年直後は再雇用も可能だが、10年経てば求人は激減する。だからこそ「地域の役に立ち、月10万円稼げる仕事」が持続的に必要になる。
首都圏と違い、鳥取市は持ち家率が高く物価も安い。だから年金に月10万円が加われば、趣味や小さな贅沢もできる家計になる。
行政に願うのは補助金や助成金ではない。「仕事」の場を生み出してほしい。月10万円の仕事が1つ増えれば、1人の高齢者が自立し、1台の車が地域を回る。それが鳥取市の小さな活気となり、次世代につながると私は信じている。
