中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

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2026/10/08

鳥取に住むと命が助かる

鳥取に住むと命が助かる

 以前、高校の後輩で、ドクターヘリの医師である小林誠人さんから「これから先、東京にいたら助かる命も助かりませんよ」と言われたことがある。

 都内では、119番通報から救急車到着までに平均9分、病院で処置が始まるまでに約1時間かかる。一方、鳥取県のドクターヘリは要請から5分以内に離陸し、県全域を15分〜20分でカバーできるからだ。

 脳卒中や心筋梗塞、大動脈解離などは、発症から数分の遅れが生死や重い後遗症の有無を分ける一刻を争う病気である。

 鳥取県は人口が全国最少でありながら東西に長く、多くの中山間地を抱えている。高齢化率が32%を超える本県にとって、空から医師が迅速に駆けつけるドクターヘリは、まさに命綱にほかならない。

 その運航は一時期、全国的な整備士不足の影響によって不安定な状況に陥っていたが、常に安定した通年運航が課題だ。

 今後はさらにオンライン診療やドローンといった新たな技術も柔軟に取り入れ、救急医療の先進県を目指す不断の取り組みこそが、県民の確かな安心と安全を守ることに直結している。