中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

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2026/06/06

「介護」の先進県

「介護」の先進県

学校法人小林学園の鳥取社会福祉専門学校へ行ってきました。同校があるのは、私の母校である気高中学校と同じ龍見台です。

東京で医療法人の理事長を務める高校の同級生から、「介護福祉士が不足しているため、故郷の鳥取から採用したい」という相談があり、小林達広校長を訪ねてお話を伺いました。

現在、東京だけでなく鳥取でも人材不足は深刻です。地元の医療・福祉施設でも需要に供給が追いついていません。そのため、授業料が100%支援される「公的学費支援制度」をはじめ、国や自治体による手厚いサポート体制が整えられています。

一方で、高校生の間では介護福祉士という職業の魅力がまだ十分に伝わっておらず、県内の募集では定員割れが続いています。その穴を埋めるように、毎年アジアからの留学生が増加しているのが現状です。

実は、日本は世界に冠たる「介護」の先進国です。世界一の長寿国として、高齢化に伴う医療や介護の技術・ノウハウはトップクラスを誇ります。

アジア圏では、日本に次いで中国が高齢化を迎えており、今後は他の東南アジア諸国などへもこの波が広がっていくでしょう。日本で介護福祉士の資格を取得して母国へ帰れば、現地の医療施設から引く手あまたの人材になれるはずです。

私は、医療や介護を鳥取県の新たな「成長産業」として位置付けるべきだと考えます。「鳥取に行けば最先端のケアが受けられる、学べる」と言われるような先進医療施設を誘致し、質の高い介護福祉士を地域で育てる。これこそが、まちを活性化させる起爆剤になります。

行政は目先の対応も大切ですが、一歩も二歩も先を見据え、今こそ具体的な一手を打つべきです。