2026/06/15
縮小均衡
「鳥取駅周辺再生整備計画」の“再整備”という言葉は、今あるものを「修繕・アップデートする」という堅く現実的な印象を受ける。
しかし鳥取市が本当に目指すのは、数年後を見越した「コンパクトなまちづくり」ではないか。
高度経済成長期は人口増。郊外へ開発を広げる「分散型都市」が主流だった。だが少子高齢化と人口減少で、郊外へ広げたことの維持が困難になり、生活機能を中心へ集約するコンパクトシティが、打開策として注目されるようになった。
コンパクトシティ推進は、合併前の郡部市街地を切り捨てる印象を与える。だから“再整備”という言葉を選んだのかもしれない。
政治のジレンマは「どちらかが間違い」ではなく「どちらも正しい」ことだ。だから解決は難しい。
政治家・行政は双方の言い分を聞き、どこかで妥協点を見つけ、批判を受ける覚悟で決断するしかない。同時に“第三の案”があることも忘れてはならない。
