中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

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2026/06/22

評価基準(KPI)

評価基準(KPI)

またボーナスの時期が来る。金額と同時に日頃の評価を知る機会だ。

会社が赤字なら、分配で社員間に不協和音が生まれがちだ。新規投資部門への不満は、黒字部門から出る。自分たちが稼いだ利益が、成果の出ていない新規事業に吸い取られる。この不公平感が火種だ。

経営者の役割りは、黒字部門は「利益」、新規事業部門は「行動と進捗」と評価の“モノサシ”を完全に分けることだ。だが、社員の理解は簡単ではない。

そこでトップのメッセージ発信と、全社戦略の共有が必要だ。経営者は各部門の存在意義を全社に明確に伝えるべきである。赤字部門は「将来の種まき=投資」、黒字部門は「今日を支える基盤=保持・サポート」と、赤字の理由と価値を説明することだ。

京セラ創業者の稲盛和夫氏は、新規事業の際に「動機善なりや、私心なかりしか」を問うた。自分の利益でなく、世のためになる大義名分が不可欠だと説き、その大義名分で社員の心を一つにまとめ上げた。

政治家も掲げた大義名分に対して、どのような行動を起こし、どう進捗したのかを評価される。政治家にとっての投票日こそが、ボーナス支給日である。