2026/06/29
いなば歌声コンサート
シニアマダムたちのパワーは、人気アイドル「純烈」のファンだけに留まらない。そう実感した出来事がある。
毎日新聞社に勤務していた頃、同僚に誘われて社主催の「歌声コンサート」を訪れた。音大卒の30代男性4人が昭和歌謡を歌うと聞き、当初はカラオケの延長程度に思っていた。
しかし、成城ホールの客席は3000円の入場料にも関わらず満席。多くが連れ立って来場したシニア女性たちだった。ピアノやバイオリンの生演奏に乗せて実力派のボーカルが「瀬戸の花嫁」を歌い出すと、場内は一変した。
最初は静かだったマダムたちが手拍子を始め、後半には大合唱へと発展したのだ。その圧倒的な熱気に私は言葉を失った。
このイベントは、巨大スクリーンに映る歌詞を見ながら全員で歌う参加型企画だ。高齢者への配慮が施され、脳の活性化や外出のきっかけとして人気を集めている。最近ではリピーターによる追っかけ現象も起き、前売り券が即完売するほどだ。
私はこの熱気を鳥取市に誘致したいと考えている。ノウハウもあり、公共施設などの会場はある。毎月、市内周辺の旧市町村を巡回。地元の「純烈」探しはこれからだが、諦めずにいつか必ず実現させたい。
