2026/09/09
大道坦然
鳥取市内を車で走り、率直に思った。「道が悪い」。原因は経年劣化、重車両の往来、風雨の浸食だ。
象徴が南栄町だ。工場と物流倉庫が集積し、鳥取ICを控える南栄町交差点は、2トントラックの大動脈である。
発進と制動の繰り返しがアスファルトを傷め、轍のようなひび割れが数百メートル続く。生活道路も水道工事の跡でつぎはぎだらけだ。
自動車重量税は1971年、田中角栄内閣が「道を傷める者が道を直す」と創設した。道路特定財源として生まれたはずの税は一般財源化され、いまや補修は追いつかない。
観光誘致を謳う前に、足元の道を直すべきだ。ひび割れは景観だけの問題ではない。豪雨で陥没し、人命を奪いかねない。
大道坦然。道が荒めば、心も荒む。
