中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

応援する メニュー

2026/08/03

感動のバチ捌き

感動のバチ捌き

 地元の友人から誘われ、同級生と「麒麟のまち和太鼓の祭典」へ足を運んだ。プロの「神鳴」と市内14チームが、3時間にわたり熱演を繰り広げるイベントだ。
 正直、最初は和太鼓に関心が薄かった。だが、その認識は一変した。「若鮎」「神話の郷太鼓 八上姫」「青の舞」など一曲一曲に曲名があり、物語が込められている。
 演奏を聴くうちに「バチ捌き」の真意が腑に落ちた。単に叩くのではない。手首のスナップや腕の連動、打つ瞬間の脱力といった技術の結晶が、美しい音色と個性になる。バチを回し、頭上へ振り上げる一挙手一投足に魅了された。 
 特に、鳥取環境大学の女子学生が全身で担ぎ桶太鼓を打ち鳴らす姿からは、心から楽しむ気持ちが伝わり圧巻だった。
 トリを飾った神鳴の、地響きのような重低音とスピード感に完全に圧倒された。
 終演後、県外出身の学生が「和太鼓を通じて地域と交流できた。やって良かった」と語ってくれた。その言葉が何より嬉しかった。伝統芸能で人がつながる。それこそが地域の持つ力なのだと感じた。