2026/09/16
因幡の養生訓
人は季節の変わり目に旅立つ。9月から10月、3月から4月。多くの方を見送った私の実感だが、初秋と春先の死亡が多い気がする。
理由は寒暖差だ。鳥取は朝晩と日中で10℃以上の差が当たり前で、自律神経が乱れ血圧が不安定になる。
近年は気圧変動による気象病、例えば頭痛やめまいに悩む人も増えた。日照が少なく低気圧が次々入る日本海側の気候は、体にはハードである。
敬老の日を前に発表された厚労省の調査によれば、100歳以上は全国で初めて10万人を超え、鳥取は人口あたり全国3位の長寿県だ。長寿は誇りだが、医療・年金・介護の負担も増す。
だからこそ長寿県には、季節の変わり目を乗り切る養生の知恵を支える、先取りの行政が必要だ。
