中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

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2026/10/01

我慢の使い道

我慢の使い道

 東京で病院理事長を務める同級生から電話があった。「今月に入り、うつ病の患者が増えた」という。都心では8月から9月にかけて、34日連続で雨が降った。観測史上最長を更新した。

 京都の大学に入った最初の冬を覚えている。毎日がピーカンだった。それだけで何か得をした気分になった。

 鳥取の冬は一面鉛色の空だ。雲が低く垂れ込めている。その下で18年間過ごした者にとって、太平洋側の冬は、娑婆に出た受刑者の気分だった。

 天候不順は心を蝕む。だが毎年この冬を耐え忍んできた鳥取県民は強いはずだ。全国で2番目に日照が少ない地で、曇天に耐えてきたのだから。我慢強さは県民の才能である。

 だからこそ、この才能の使い道を誤ってはならない。政治や行政の不作為に我慢する必要はない。その才能は、自らの夢を叶えるためにこそ注ぎたい。