2026/05/20
わさび抜きでお願いします
友人から聞いて驚いた。新聞のみを配達し、折込チラシを入れないようにすることは、契約中の販売店に直接連絡し、「チラシを抜いてほしい」と伝えるだけで対応してくれるそうだ。
新聞は、シニア層を中心とした購買力の高い読者に深くアプローチできる。ただ、若年層にとって折込チラシは必要とされていないことが多い。
最近のテレビには、番組の録画時や再生時にCMを自動的または手動でスキップ・削除する機能がついているものもある。ラジオのCMを自動で完全に消去して聴く機能は、現在の主要なアプリや端末には存在しない。CMを聴きたくない場合は、手動で早送りするしかない。
テレビもラジオもCM収入で経営が成り立っているが、有料のNetflixの台頭などで、このビジネスモデル自体が揺らいでいる。スポンサーは視聴率の低い番組には出稿しにくい。すると番組制作費が確保できず、魅力的な番組をつくれなくなる。
費用がかかる時代劇は、今やNHKの独壇場だ。民放はお笑いタレントをひな壇に並べた2時間のトーク番組やスタジオが要らない食べ歩きなど、どう見ても制作費をかけていない番組が目立つ。
回転寿司で「わさび抜き」が当たり前になったように、CM抜きが当たり前になる日は近いかもしれない。
