中村ゆきと未来とっとりプロジェクト 代表

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2026/05/23

必要なのは帰属意識

必要なのは帰属意識

埼玉県の浦和に家を買った頃、知人に誘われ埼玉スタジアム2002に浦和レッズ対ガンバ大阪の試合観戦に行きました。そこで目にしたのは、スタジアムを真っ赤に染め上げるサポーターの圧倒的な熱量と地鳴りのような声援でした。

その凄さに、最初はただただ圧倒されるばかりでした。試合が進むにつれて、周囲のサポーターと全く同じ瞬間に一喜一憂している自分に気づきました。ゴールが決まった瞬間、見ず知らずの隣の人とハイタッチを交わした時、胸の奥から激しい一体感が湧き上がってきたのです。「ああ、自分はただこの街に家を買っただけじゃない。この熱い街の一員になったんだ」。あの地響きのような歓声の中で、新参者だった私の中に、「浦和人」としての確かな帰属意識が芽生えました。

帰属意識が芽生えるステップの1つに感情の共有があります。同じ目標に向かって、共に一喜一憂したという経験です。

スポーツ観戦のように、同じ空間で同じ目的のために熱狂したり、仕事で大きなプロジェクトを苦労してやり遂げたりする共通の体験が、強烈な一体感を生み出します。

この感情を地方創生は見落としていませんか。